【おさるのもおすけ日記】年末年始山行 ・2

ええ。
昨日と同じ、しんどい方は今日のブログもスルーして下さって結構ですよ。

だって、行きたかったんだもん。
書いてて思った。

『GW山行も夏の大縦走もなくていいから、2014年の大晦日がすっ飛んで来たらいいのに。』

年末年始。

そのくらい楽しみにしてました。
こうちゃんやトシくんからの写真が見れるようになったのは、年を越して一ヶ月以上経ってから。
それほど私にとっては、辛くて残念なものでした。

だから一足飛びで大晦日。
って、今年の大晦日が皆集まってくれるとは限らないし、同じ様に楽しいかもわかりませんが。
山で迎える年末年始。
山屋にとっては最高の新年の幕開け、と言える事は間違いないでしょう。

ええ。

そんなわけで、本日もやさぐれてますよ。
当然ですとも。
だからダークなブログを読んで後味悪くなる方は、どうぞお去り下さいませ。

本日も斜め目線全開のもおすけ日記・行けなかった年末年始山行2でございます。

—–

2013年 12月 31日 大晦日

とにかくペースを一定に、足を止めず歩く。
早くさぶちゃん来てくれないかな。

さんぱっちんに電話して、さぶちゃんと合流したら荷物を取りに下ってきて欲しいとお願いしていたのだ。
でも、もうすぐ行者小屋っていう川原の手前の道で、ようやく出合う。
無言のさぶちゃんとこうちゃんが、立っていた。
姿を見た途端、ザックを下ろして荷物を渡す。

さ:『しろぷーほんとに来ないの?』

も:『うん、無理。帰らせて。』

さ:『小屋に泊まったらいいじゃん。』

も:『大晦日の混んでる小屋泊で、咳き込んだりしても周りに迷惑だし。』

さ:『しろぷーが来なかったら、誰がご飯作るのさ。』

も:『そんなの、トシくんだってさんぱちさんだって作れるよ。』

アタシは飯炊き係かい、って心で突っ込みながら、でも何故かその台詞で
我慢していた涙が溢れ出てしまった。

登山道で座り込んで、わんわん泣いた。

行きたかったのにな。
いつもより御馳走食材を沢山買い込んでたのにな。
年越しそばだって、ツルヤさんで海老の天麩羅わざわざ注文してた程なのに。

唯一私が登頂にこだわらない山行。

それが年末年始山行だ。
天気より登頂より、皆と楽しく年を越すことが何より嬉しい。
それは一人暮らしをしているせいかもしれないけれど、やっぱり年越しは大勢で楽しい方が幸せだ。

も:『・・・急いで帰らないと。チェーン付けてないから、日が暮れる前に戻りたいの。』

こんな体調で、日暮れの寒い時間に一人でチェーンを付ける事ほどしんどくて辛い作業はない。
荷物を渡して、下り始める。
さっき追い抜いたばかりの人達と、すれ違う。
こんな所で引き返す私に不思議そうな視線を向けるが、目を合わせずひたすら下った。

—–

駐車場に着いて、後部座席にザックを放って車を出す。
でも、走り出して30分ほどで急激な悪寒と震えで、真っ直ぐな道の運転さえままならなくなる。
考えたら、昨日の晩から20時間近く何も口にしていなかった。
暖房を強くして、急いでパンを食べてみたけれどそれでも震えが止まらない。
気持ち悪くなってきたので、結局車を止めて仮眠する。
こんな所でシュラフにもぐるあたしって。

—–

何時間寝ただろう、と思って時計を見たら時計は18時近かった。
それでも体は冷え切ったままだったので、コンビニでホットドリンクだけ買って暖房を強める。

真っ暗な空と街頭の灯り。
ああそういえば今日って、大晦日だっけ。
現実感のない夜。

今頃皆、楽しんでるのかな。
夕飯はとっくに食べて、今は飲んでる時間だよね。
トシくんも、無事に着いたみたいだからよかった。
ちゃんと用意した食材の組み合わせ、わかるかなー。
まあ違ってても、食べられないわけじゃないけど。
私も行くつもりの量だから、残っちゃうだろうな。
ああ、私も皆と一緒に食べたかったな。

そんなことを思いながら、車を走らせるが。
とにかく体調が悪い時は、運転するものではない。
何故かいつも走っている道なのに、気が付けば知らない道を走っていて
4回も間違え、引き返したほどだった。

何とか家に着いて、電気をつけることもなく倒れこむように布団に入る。
何でこんなことになっちゃったんだろう。
こんなに寂しくて惨めな大晦日は、人生初だった。
最悪の年越しだった。

—–

2014年 1月1日 晴れ

明け方目が覚める。
一晩布団にもぐって寝たのに、体の心は冷え切ったままで、
驚くことに朝になっても足先は 氷のように冷たかった。
この時点で、ようやく昨日から低体温症だったのだと理解した。

布団から出て窓の外をみると、松本は晴れていた。
よかった、皆は晴れの赤岳に登れるね。

そう思って、また何をするでもなく布団に入って寝た。

—–

時折、彼等からメールが入る。
着替えも置いているし心配だから、家に寄ると言う。
でも、とてもじゃないけど人をもてなす体力はないし、とにかく会いたくない。
笑顔なんて作れない。

でも、今日よければ家に来たいという。

もともと行者で二泊する予定だったのに、どうして下山の方向なの?
天気だって、いいはずなのに。
私の事はいいから、皆で楽しんだらいいのに(食材も余っちゃうし)。

散々断っていたのだが。

メールが入る。

なんで?
天候悪いの?
あまりに何度もメールが来るので、返信打つのもしんどくてめんどくさくなってきた。
しまいには正直どうでもよくなって、何にも出来ないけれどどうぞと返事をしてしまった。
全く新年らしくない、部屋と気分と体調だけれど。

—–

後で聞いた話だが。

このメールを受け取った時、彼らは赤岳頂上山荘で天候待ちをしていたらしい。
どうやら天気は松本は晴れてたけど(街は)、山の上はそれなりに荒れていたそうで。
皆が登頂した時も、他に登山者はいなかったとか。

そして私も、以下 ↓ は一ヶ月以上してから見た写真より。
悪態コメントつきでどうぞ。

—–

2013年 12月 31日 大晦日

私の不参加と言うことで、二人のテンションは下がりきっていたと言ってた割には
しっかり写真撮ってるじゃないの。

131231-2結構な枚数の写真だったわよ。

こんなに沢山のテントの行者小屋、私、見たことない。

いいなー、大晦日だもん、これだけで余計テンション上がるよね。

131231-4楽しい夕餉を迎える大晦日のテント達。

これは、さぶちゃんとさんぱっちん・こうちゃんが合流した時。
何でもさぶちゃんは、二人を驚かそうと隠れて待って、飛び込んでの登場だったらしい。
でも二人のテンションは下がりきっていた為、見事さぶちゃんの登場は滑ってしまったとか。
それでも何やら楽しそうな二人です。

131231-3

 今回は私が好きなエスパース4人用でした。

 この頃、トシくんは一人、権現岳~大キレット~赤岳を目指していました。

相変わらず決まってますな。

131231-14オトコマエは自分撮りしても決まります。

皆で歩いたコースでも12月となれば別の風景。

これは例のながーい階段。

 131231-13

 見るからに心細い風景。

確か14時頃、登頂したとトシくんからメールが来た。

一人でよく頑張りましたね。

131231-15

 そして寒々しい景色。

そしてトシくん合流。

全員集合しました。

131231-5多分、入り口の掘りを作ったのはさんぱっちん。

そして楽しい宴が始まったご様子。

さ:『姉さん来なかったから、めっちゃ寂しかったわー。』

とかさんぱっちんが言ってくれたけど、十分皆楽しそうよ!?

それに誰これ、食欲モリモリじゃないの。

131231-6

全然元気あるじゃない。

ひょっとこさぶちゃんと、目の前に食べ物置かれるといつもそれしか見てないこうちゃん。

131231-16ボクの関心事はそれだけですから。

さらに宴は進んだ様で。

これはどうやら年越しそばのようです。

131231-8

     なんでも食担は全てトシくんだったとか。ありがとねトシくん。

いーなーいーなー、食べたかったなー。

テントの中での年越しそば。

どんなおいしい蕎麦屋さんのより、私はこっちの方が美味しくて幸せだなー。

131231-7

私が海老好きだから、海老一杯買ったのになー。

今年の年末は年越し山行、出来るのかな。

でももう今年の年末は、実家に帰ろうかな。

—–

日付変わって。

トシくんは既に登頂済みなので、ソロでそのまま下山。

三人は赤岳に登頂した様子。

131231-9横線のような雪。

でも、風が強かったんだというのを、この一枚で私は一番感じました。

131231-10カメラを受け取るさぶちゃん。

それなりの寒さは、こうちゃんのまつげが物語っていました。

131231-11

もぐたんまつげ真っ白。

家に来るとなって急いで下山して、赤岳山荘でカモシカに遭遇したそうで。

ムツゴロウさぶちゃん、カモシカを撮るの図。

131231-12

オイラ無類の動物好きなの。

なんだかんだ言っても、それなりに皆さんは楽しんだ様で。
まあ最悪な気分だったのは、私だけでよかったです。

このリベンジ山行はいつか出来るのかなー。
出来ても出来なくてもいいから、あんな惨めな思いの年末年始だけは
二度と御免、とつくづく思ったもおすけでした。

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コメント

  1. kitto より:

    おろおろしてしまいました。

    そのような状態で荷物背負って山に登り、食料渡してまた戻ってくるなんて・・・

    よく生きて帰ってきましたね。

    もおすけさんのブログをとても楽しみに読ませていただいておrますけど
    そこまで体を張るのは読者の本意ではありませぬよ。
    もおすけさんが生きていればこその、このブログですから。
    あまり無茶をなされませぬように。

    元気になられて本当によかった・・・ホゥ。