【おさるのもおすけ日記】G・W 残雪の槍ヶ岳・4

ずっと知らなかったんですけどね。

頭もじゃもじゃのクセっ毛さぶちゃんが、短く髪の毛を切ったら発見したことが一つ。

さぶちゃんのお耳は、おさるとそっくり。

でした。

赤くってまあるくって、外側に立ってるの。

つまりこんな感じ。

130501_24                          オイラの方が可愛いやい。

ええ確かに。

おさるちゃんの可愛さには勝てませんが、そのことを上高地で発見した私は、

も:『知らなかったー、さぶちゃんのお耳っておさるちゃんみたいだね。ヨシ、今日からはさぶちゃんじゃなくて

さるちゃんだ。 さ~るちゃん♪ 』

と呼びかける。

当然無視されるが気にしない。

そんな相変わらず好き放題しているもおすけです、皆様こんばんにゃ。

当のさぶちゃんはと言うと、何にも気にしない放任主義なので言わせ放題ですが、

私が『髪の毛少し耳にかけた方が大泉洋ちゃんみたいで似合うんじゃな~い?』と言って

髪をかけようとすると、野犬のように怒ります。

ほぼアニマル。

そんな、さぶちゃん さるちゃんともおすけと、そんな一部始終を後ろからニヤニヤ無言で笑いながら

眺めているさんぱちさんとで行く、槍ヶ岳山行・4の報告でございます。

—–

2013年 5月1日 夕方

もおすけがお昼寝から起きて、夕食の支度となる。

つまり私が法律(勝手放題し放題)。

本日は、豆乳のチーズリゾット。

食事担当の私は、自分が食べたいものを作るのだが(何故ならそれは私が大王様だから)、

今回のこのメニューは、さんぱちさんに非常に好評でした。 よかったよかった。

夕食後、二人はゴキゲンで晩酌に入りますが、もおすけは寒いのですぐにシュラフに潜り込んで

一人好きな事をして遊んでいます。

きっとこういう時は、さぶちゃんはお酒が好きなので晩酌相手がいて楽しいと思います。

もおすけも気兼ねなく好きな事を出来るし、さんぱちさんは誰かとお酒が飲めると嬉しい人なので

結果三人ともゴキゲンです。

そろそろ就寝、さんぱちさんがマイテントに戻り、私も歯磨きをしてシュラフに潜って寝る態勢に入ってしばらく。

まだまだ元気なオトコ・さぶちゃんがテントの外から話しかけてきました。

さ:『しろぷー、すごいよ星がきれいだよ、見てみなよ。』

も:『いい。明日見る。』

因みに普段は、さぶちゃんからお喋りすることは実は殆どありません。

電話も全くかけてこないし、車内でもほぼ無言。

山でも大抵 歩いていて、私が退屈な時とか飽きちゃった時とか(ほぼ同じ)、

眠い時とかお腹空いた時とか、ゴールが遠くてゴネ出した時とかに、話しかけます。

つまりは満足できない現状への、気の紛らわせ!?

・・・・・、今、書いてて若干反省した方がいいのかも、と思えてきました。

でも、山の上で酔ってるさぶちゃんはゴキゲンなのでまず寝ません。

前日睡眠時間が3時間で、山行がハードだったとしても元気です。

寝るのがもったいない、とは本人の談。

なので、こんな時だけ形勢が逆転します。

も:『いい、眠いし寒いから見ない。』

さ:『ちょっとだけでも出てきなって。ほんとに綺麗だから。天の川も見えてるよ。』

も:『いいよー。白馬山荘の時に一杯見たもん。』

御来光と星空には贅沢病になっている私。

それでも食い下がるさぶちゃん。

さ:『いいからちょっとだけでも出てみなって。寝袋に入ったまま顔だけテントから出せばいいじゃん。』

ああもううるさい。

いつもは相手してくんなくって、冷たいバカさぶーとか愚痴っている私だが、今は私は寝たいのだ。

そんなんなら、アタシが相手して欲しい時に相手してよ。

『天の川は明日、槍で見るからいい。』と断る私に、酔っ払いさぶはまだも食い下がってくる。

さ:『明日、天気悪くって見れないかもしれないよ!?顔だけでも出して見なよ。』

えーーーい、もううるさーい。

ったくしょーがないなー、見ればいいんでしょ見れば、と昭和のマジックさながらの

テントから頭だけ出して、寝そべったままの姿勢で空を仰ぐ。

見上げた空には、天の川。

散りばめられた無数の星が、キラキラと揺らめいている。

確かに綺麗。

も:『ああ、確かに綺麗だね。』

さ:『でしょ?』

も:『うん、これは綺麗だわ。』

さ:『さんぱちさんも、起こしてあげよっか。』

気を良くした酔っ払い犬。

も:『何言ってんのよ!テントに入って1分でいびきかくほど疲れてるんだから、寝かしといてあげなよ。』

さ:『でも、すっごい綺麗だよ。さんぱちさんも起こそうよ♪』

も:『止めなって。かわいそうだよ。』

酔っ払いに常識は通じない。

散々起こしたげよう、とゴキゲンで言うさぶちゃんを半切れモードで説得して寝かしつける。

そんな一部始終を知らないさんぱちさんは、私達のやり取りに目覚めることもなく、

心地よさそうにいイビキをかきながら、深い眠りに就いていたのでした。

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