【もおすけ日記】南アルプス大縦走9・小河内避難小屋

そういえば。

facebookで使っているプロフィールの写真。

motokox280

剣岳山頂。で、更に岩の上に登るの図。

風があったので、いつもの様におぐしがモジャっておりますが(自分に敬語)、

親友ミサちゃんが『ウランちゃんみたい。』と言ってくれてから、大層気に入っています。

そして随分経って、もぐおさんから書き込みが。

こ:『スリングにやっと気付いた。これって簡易ハーネス?剱のどこで使ったの?

ハイ、お答えしましょう。

着けてるのはホイッスルと簡易ハーネス(ホイッスルはどんな低山でも必ず身につける)。

今回は一般道だったから、ハーネスを使う所は基本ありません。

でも、晴天予報の連休前だったので、渋滞を予測して簡易ハーネスを着けて登りました。

大抵渋滞するのは鎖場だから、そこで端の方で鎖などを持っていたとしても

上から小さな岩ならともかく、大きめの岩やそれ以上に怖いのが、人。

人が落ちてきたりしたら、巻き添えで二重事故に繋がります。

その時に自分が振り落とされない為にも、支点(ボルト)より上の鎖などにスリングを掛けて

簡易ハーネスをカラビナで連結させるのです。

そしたら振り落とされても、鎖の途中で止まって下まで落ちない。

もぐたんわかったー?

あったり前ですが、岩稜帯ではヘルメット・ツェルト・ホイッスルは常に。

皆様も御携行を。

そんなもおすけがおくる、最軽量で臨んだのに毎日重い南アルプス大縦走。

ようやく小河内避難小屋に到着です。

—–

2014 8月8日 曇り   四日目の午後

朝、AM5:18に熊の平を出発して三伏峠小屋に一旦到着。

小屋を出てから先にある水場で水を汲み、PM14:22に再出発。

そしてようやく避難小屋にPM16:07分、到着。

重厚な木戸を開けたら、小屋の奥様らしき女性がいらっしゃった。

も:『遅くにすみません、素泊まりで一泊させて頂きたいんですけれど。』

私の言葉より先に、奥様は私の登場そのものに、もの凄くびっくりした顔で。

なので私もびっくりした。

え?なんで?

ここ泊まるとこじゃないの?

なんでそんなに驚かれるの??

って台詞が頭に浮かんだ。

奥:『まあ、あなたお一人?』

も:『はい、そうです。本当は今日は三伏に泊まる予定だったんですが、台風前だから

  少しでも先に進んでおきたくて、ここまで来ちゃいました。』

とにかくその大きな荷物を置いて、と言われるが先か自分からザックを下ろすが先だったか。

この時、自分でも予想だにしなかったので驚いたが、ザックをまともにおろす事が出来ず

崩れるように畳にザックごと横倒しになった。

大丈夫?と小屋のご主人と奥様が心配してくださったけど、予想外の横転に自分が一番びっくりした。

下手くそな荷下ろし。

結局下1時間半ショートの11時間歩行だったが、コースタイムなら12時間半のルート。

下ろして初めて気付いた、肩甲骨の痛み。

畳の上を這うようにして座り込んた。

—–

ココロと気力は元気なのだが、体がオンボロ列車みたい。

そんな動きがロボチックな私を見てか?小屋の奥様はお茶を出してくださった。

湯気の立つほうじ茶が ものすごく幸せな光景だった。

140808_18湯飲みに写り込む先生も安堵の笑顔。

ようやくホッとしてお茶をすすっていると、なんだかまるで昔話に出てくるような、

雪の真夜中の人里離れた民家に尋ねてきた旅人みたい。

そんな感じで小屋の御主人夫妻は、私を質問攻めにした。

いつもの、『登山口はどこから?どこの小屋を泊まってきたの?いつもソロなの?

どの位登っているの?で、どこまで行くの?え?光岳まで??』

と、答えていけばいくほど質問が増えていってしまうスパイラルだけど、一つづつ答えていく。

そりゃ多くはないだろうけど、女子のソロ縦走してる人くらい他にもいるだろうから

小屋番している方にとっては、そんなに珍しくもないだろうに。

何故?

と、私の方が不思議に思うのだけれど。

今の塩見小屋の創設者であり、ずっと南アルプスの山の上にいらっしゃったこのご夫妻から、

いろんなお話を伺う事が出来ました。

やはり昨今では、黒戸尾根から縦走をスタートする人は減ってしまっていると言うコト、

大学の山岳部でさえも聖岳付近の周回や白根三山経由のルートが増え、黒戸尾根~光岳まで

抜けるという縦走のクラッシックルートとも言うべきコースを抜ける人が減っていることなど。

ましてやここ、小河内岳避難小屋は水事情もあり、通過される人が殆どのようで

この先にある高山避難小屋と宿泊者数を競い合うほど宿泊者が少ないという。

なので、今日もゼロだろうと思っていた矢先に私が現れたので、お二人とも心底驚かれていた。

これまでの山歴や経歴などを聞かれて答えていくうちに、体もココロも温まってきてほぐれてきた。

小屋の中って、幸せ。

本当は、せっかくこんな重い思いしてテントを担いでいるのだから、よほどの風雨でない限り

小屋泊でなくテント泊にしたかった。

でも、ここはテント場がないから、天気を考慮すれば今日は仕方ないか・・・と思っていたのだ。

でも、実際には洗濯して乾ききらない靴下をストーブで干させて頂き、

今日はもう他に誰も来ないだろうから、よかったらテントも干したら?と、階段の手すりに広げて

乾かさせて頂いた。

荷物がパリッと乾いているだけで、幸せ。

お茶も頂けて幸せ。

畳って幸せ。

とか思いながら、夕食のパスタの準備をしていると、奥様から『少しだけだけど。』と

こんなものまで頂いてしまいました。

140808_19かぼちゃの煮物。

ええ、めっちゃ嬉しかったのでご覧の通り先生撮り。

本日は、このかぼちゃの煮物とクリームソースパスタと、湯で汁を使ってマツタケのお吸い物。

140808_20いただきまふ、はふはふ。

『消灯時間後は、これを使ってね。』と、大きな電池式ランタンまで貸して下さって。

お部屋もあったかいし、畳でライトで、満たされた夜。

今日の日記をつけて、明日の予定コースタイムを明日のページに書き込んでいく。

今日は小屋で大正解。

部屋の暖かさ以上に、ご夫妻の優しさが温かく、今日も殆ど誰にも会わず

今回の縦走で最長コースを歩いた一日。

明日はも少しアキレス腱がマシになっていればいいけれど。

それと同じ位、台風も少しでも北西に逸れてくれたらいいんだけれど。

そんな事を思いながら眠りに就いた夜でした。

—–

追記:

よくお客さまに聞かれる、『お姉さんはどれを使っているの?』シリーズ。

女子でソロテント泊を初めてしようと計画されているお客様などに、非常に色々聞かれます(笑)。

基本、一泊だろうが大縦走だろうがよっぽどウルトラライトに固執しない限りは

装備は変わらないと思うのですが。

私は正直に答えます。

使っているのはこれだけど、

イワタニプリムス ライテックトレックケトル&パン

 

今から買うなら、これですね。

イワタニプリムス イージークックNS(ノンスティック)・ソロセットM

理由は二つ。

人にもよるのでしょうが、わたしはこのサイズのフライパンは使いません。

・炒め物をする時でも、浅いから油が跳ねるし、

・スープなどを飲む時のコッヘルがある方が便利。

だからです。

一人分の調理なら、こちらの鍋&コッヘルがあれば、茹でる・炒める・炊く全て可能かと。

以前はチタンのクッカーも持っていましたが、あまりの熱伝導率の悪さに手放しました(フリマで売った)。

アルミの重さは許容範囲内だし、何より調理がしやすい。

内側がこ焦げ付きにくいノンスティックなのも◎。

私が思うに、これが今のところ最高峰かと(あくまで私見)。

鍋は一度手にしたら 長ーく使える道具だからこそ、愛着も沸くというもの。

貴方のお気に入りの一品、を探し出してもらえればと思います。

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